お施主様にとって究極の保証

アルミシャッター業界の不正が浮き彫りになりました。
価格を不当に釣り上げるために闇のカルテルを結んでいたのです。施主の被害の総額というのは巨額です。実際に私も過去に「値段が違い過ぎる、おかしい・・」と思ったことがありました。
エバーとしては、一会社の企業内努力として常に仕入れに目を光らせていますが、しかしそれは我々の努力の範疇を超えたところでの悪事であり犯罪行為です。いちばん損をするのは誰か?その不正に対して回収することもできず、泣き寝入りするのは誰か?それはまさしく施主です。

このアルミシャッター業界の不正に関わらず、悪いことを行った側の罰というのは、失笑しか浮かばないような軽さです。申し訳なさそうな顔をして深々と頭を下げ、社長の首がひとつ飛び、刑事罰として命ぜられた罰金を払います。信用は無くなりますが、いずれまた何食わぬ顔で残った者は商いを再開します。「この度は上の者が不始末を・・」とか何とか言いながら。それで一件落着です。毎度毎度それでいいのでしょうか?消費者の気持ちはそんなところではおさまりません。家に来て深々と頭を下げ、心からの謝罪の言葉と、騙し取ったお金をきちんと返却するくらいのことをしてくれないと。そもそもが法的な罰則金程度で済んでしまうから、このようなことが世の中から消えないだけで、罪はもっと重く(否、正当に)すべきなんです。騙し取ったお金はそっくり被害者に返却するくらいの罰則は道義的に当然だと思いませんか?そうしないと、損をする者はいつまでも損をする、騙したもん勝ちの悪しきスパイラルは永遠に解消されないもではないでしょうか。

それは世間に転がっている予測できない札、ジョーカーのようなもの。そのようなババを我々はいつ引くのか?一寸先は闇です。守るべきは自らの見識と知恵です。ちょっと考えればわかること、疑問に思うことを、ちょっと考え、疑問に思うことです。「長期優良住宅か、なるほど、それは素晴らしい!」ダメダメ!いけませんよそんなことじゃ。素直過ぎます(笑)。本当にそのスペックほどに鉄筋や構造材が必要ですか?その資源の無駄使いが地球を苦しめることを想像できませんか?基礎のコンクリの寿命はおおむね50年と言われています。寿命が来たら大型のクレーンで基礎部分を取り換えるのですか?そこまでの保証もしくは約束はどうなっていますか?

第一、50年後、100年後のことなど想像すらできませんよね。50年前の人が今の社会を想像できないのと一緒です。しかし、そこに唯一、将来への保証を創り出すとしたなら、たとえばそれが家であるなら、最も大切な保証とは何だと思いますか?それは、建てた家が、壊れることなくきちんとあること、それが究極です。契約書の文言をこねくり回すことも必要ありません。長期なんたらとかいうまやかしのセールストークで丸めこむことも必要ありません。さらに言うなら、エバーという会社が存在しなくなろうが、関わった職人が存命でなかろうが、建てた家さえ壊れることなくきちんとあれば、そういう家さえつくることができれば、その他の保証も逃げ口上も一切無意味です。

エバーという会社は、お施主様にとって究極の保証を与えるべく、そこに向かっています。綺麗事ではなく結果を出すことが全てだと思っています。これは基本的な理念です。しかし、それがあるのとないのとでは、つくるものは天と地ほどに違うと私は思うのです。