お金は働いて稼ぐもの。

目に見えるものしか信じられない性分です。なおかつ、ふってわいたような儲け話に飛びつく性格でもない。そんな私にとって、ちんぷんかんぷんなものが、いま話題のビットコインです。10万円が240万円になったー!なんていう話も耳にします。

先日ニュース番組で、ビットコインの説明をしている人がいました。「冷蔵庫に例えますと、冷蔵庫は買いますよね?20万円のものを買って、20年間使うとします。すると一日あたり約25円です。これは使う使わないを別として、20年間毎日25円を払うということです。で、ビットコインはですね、使う時だけ冷蔵庫が使えるという発想です。20年間で一日だけ使うとして、25円だけ払えばいいという発想です。そうすると、冷蔵庫の需要が飛躍的に進化します。いちどに20万円を使わなくて済むということですから。」…なんのことやら、なんとなくわかったようで、でもさっぱりわからないようで。

それはどうやら、世の中のお金を活発に動かすために、ビットコインというものはとても有効であるということのようです。皆様、タンス預金を多かれ少なかれされていることと存じます。その総額は、日本人の場合、100兆円とか200兆円とか言われています。そういった動かないお金を活発化するために、仮想通貨の存在は非常に有益だということのようです。経済的な観点ではできるだけ多くのお金が動いた方が社会は潤っていきます。そういう意味で、仮想通貨は救世主になるのだ、と。そういうものなんですね。

今は儲け話としてめっきり話題になっている仮想通貨ですが、その本来の意義というのは、経済を活性化させるための起爆剤として考えた方が正しいのですね。そういうことをきちんと説明してくれるメディアがあまりなく、どちらかといえば浮いた話とか沈んだ話とか、そんなことばかりが先行しているので、誤解も増えるのでしょう。

経済を活性化は興味があります。しかし得した、儲かったみたいな話は他人事です。ゲーム感覚みたいな楽しさはあるのかもしれませんが、そんな暇があったら私は仕事をがんばります。だって、一生懸命働いて稼いだ方が、楽しいに決まっていますから。お金は働いて稼ぐもの。それがいちばん楽しいのです。