毎年恒例のエバーの地引網が行われ、何事もなく無事に、そして想定以上に楽しく、幕を閉じました。今年はいつになく賑やかでした。なにしろ人数にして何と500人以上の方に来ていただけたのですから。昨年の来場者数が300人に満たない程度でした。その数だけでも相当に盛大だったことがおわかりいただけると思います。この夏の好転にも恵まれ、まさに夏休みの楽しい一日。お施主様、関係者の皆さん、さぞかし陽に焼けたのではないでしょうか。
そして、嬉しいことはまだありました。数年ぶりにシラスが大量に獲れたのです。いいことは続くものですね。これで面目が立ちました。獲れたての生シラスを嬉しそうに頬張る参加者の皆さんの笑顔を見て、救われた気持ちです。「地引網をやり続けてきて本当によかった」今年は心底そう感じました。
毎年、歴代のお施主様や、お世話になっている関係者の方々を招いて催される地引網は、ただただ、「夏の一日をみんなで遊ぼうよ!」というお気楽なものです。しかし会社の長である私にとって、心持ちとしていくつかのテーマのようなものもあります。
ひとつは、子供たちがどれだけ大きくなっているか、を楽しむことです。家を建てた時にはまだ赤ちゃんだった子が、毎年確実に大きくなっていくのを観察するのはとても楽しいこと。気がつくと私はよく叫んでいるようです。「え!?もうこんなに大きくなったの!?」と。毎年毎年、あいも変わらず叫んでいるようなのです、私は・・・。だけど、それが楽しい。その家の、そのお宅を建てた時のことを思い出したり、その時のご家族とのエピソードを思い出したり。お施主様の皆様を、私は何だか勝手に同窓生のように見立てて、勝手に同窓会を楽しんでいるような気分なのです。そんな風に思っているスタッフも、きっと大勢いるはずです。
そしてもうひとつ、私なりのテーマとしてあるのは、地引網に来ていただくことで、エバーという会社に大きな安心を感じてほしい、ということです。世の中、会社が突然消えてなくなったり、責任ある者がある日突然にケツをまくるようなことが日々平気で行われています。けれども私たちエバーは、今年もこうして生き生きと会社をやっています、と伝えていきたいのです。お施主様とは、家ができた時から本当のお付き合いが始まると思っています。これからも一緒に生きてゆく上で、余計な心配はかけたくないのです。
だから、地引網って大切な行事なんです。
考えなしに皆様に壇上でコーラ一気飲みをさせているわけではないのです。笑