サービス資源に恵まれている国、日本

長く景気が芳しくないことから、国内の旅行業界も大きく変わってきています。

今までのような慣習的な商売のやり方を打破して、本当に求められるお客様優位のサービスを提供することで活性への巻き返しを図っています。窮地に立たされたことで、ようやく目が覚めたといったところでしょうか。そうなった時のこの国というのは強いものです。そもそも場所、歴史、食、安全など、日本はサービス資源に恵まれている国。持ち前の機転できっといい結果を生むことでしょうね。

私たちエバーもサービス業であらねばならないと思っています。
「良い家だけをつくっていればそれでいい」という会社は、良い家などつくれないような気がします。
なぜって、我々は、いい家をきちんと買ってもらえることが大切だからです。売れすぎはよくありませんが、売れることは大切です。テレビのインタビューで、世界的な金型の技術を誇る燕市の職人がこう言っていました。「いいものをつくるだけでは我々職人は報われない。いいものをつくって、それが売れてはじめて報われる。」
いい家をつくり、いい家をつくる会社としてビジネス的に好循環となり、お客様も我々も皆が幸せにならなければなりません。これは本音であり、理想でもあります。

さて、そこで、前々から思っていたことがあります。

そもそも、どうして今、水曜定休なのだろうか?
今の水曜定休で不都合なお客様が少なからずいらっしゃるはずです。ご主人が水曜定休であれば打合せに支障をきたします。だったら水曜も営業日にした方がいい。なんだ、かんたんな解決策ではないか。
現在スタッフや関係者と詰めている段階ですが、今春を目標に、エバーは年中無休にしようと考えています。スタッフはその時々のお客様のサイクルに合わせ、休みをフレックスに取るような構想です。結果的にその方が出勤日の集中力が高まり、休日出勤も減る。お客様とのコミュニケーションが密になり、よりご要望に合った家が考えられる。自己管理が高まり、休日の計画が立てやすくなる。と、賛同の声も多くあります。旅行業界ではありませんが、エバーだって常に既存の通念に疑問を持たなければなりません。

良い変革は、どんどんしていかなくてはなりません。サービス資源が豊富な国に、私たちは生きているのですから。