エバーグリーンホームはついに30期です。30年というのは工務店のような企業にとっては一寿命と言われています。それは、経営者が30歳をこえて起業し、そろそろ引退か、というほどの年月に相当します。私は早めに起業をしたので現在50代半ばですが、世間的にはもう少し齢を取ってからの年齢がそれにあたるのでしょう。いずれにせよ世代交代の節目です。
4月となり、新たに一人、若い戦力が加わりました。半年で都合3名の新しい力がエバーに加わったことになります。鎌倉の事業所もふさわしい人員を配置して本格稼働しています。着実にエバーは若い世代にとって代わっていきます。
驚くべきはフレッシュなスタッフ達の吸収力です。CADのようなソフト一つをとってもエバーが運用するソフトを瞬時に把握して使っていきます。全てにおいて速さや柔軟さがあり、まさにスポンジのような存在で頼りになります。
それに比べて、といっては何ですが、齢を取るとスポンジ吸収力は当たり前ですが衰えることを実感します。しかし悲観するのではなく、私の場合は以前から「できる人に任せればそれでいい」と考えています。パソコンだってスマホだって、わからないことはできる人にやってもらえばいい、という感じです。第一できる人がやってくれた方が早いし確実です。他人任せということでなく、人には人のそれぞれのすべきことを優先すればよい、ということです。
では私のような人間がこれから何をやっていけば良いか?それはエバーグリーンホームの存続に尽力すること。それが経営者のすべきことです。私がいなくなる時が来たとしても、エバーという会社があればいい。会社があれば、そこに優れた人材がいれば、お施主様の対応も引き続き行っていくことができます。私がここにいる時にすべきこと、それは、私がいなくなってもいいようにすること、です。スタッフの成長をしっかりと見つめていこうと思っています。