家をつくることは、人とつながっていくこと。

先日、家づくりをお世話させていただいたお施主様の家にお招きを受け、ご馳走になり、和気あいあいと楽しい時間を過ごしました。考えたら、その家をつくったのはもう4年前でした。つい最近のことのように思っていたのですが、時の流れというのは速いものです。

その方曰く「本当に愛着のもてる家をつくってくれました、感謝にたえません」会う都度におっしゃってくださいます。この上なくうれしい言葉です。その気持ちのしるしとして、いまだに私をほのぼのした家族の宴に混ぜてくださるのです。それだけではありません。その愛着の証拠がしっかりとあるのがうれしいのです。つまり、その家をとても大切に住んでくださっているのです。4年を経てもとても綺麗で、手入れがしっかりなされています。それを見てあらためて感じます。家は、丁寧につくることはもちろん大事であるけれど、それと同様に、丁寧に住み続けることが大切である、と。その方に限らず、エバーのお施主様はそれぞれにこだわりを持って家をつくられます。それだけに、自分たちが知恵を絞って考え建てた家への愛は大きいのだと思います。家ができたら、こんどは自分たちでそれを丁寧に世話し、育てていくのだという気持ちが強いのでしょう。

お招きいただいたのはお兄様なのですが、実はその弟様の家も任されており、つい先日、無事に上棟されました。お兄様を通じて、弟様へと、エバーとの絆が広がって、それはもはやお施主様と業者という関係を超え、温もりのある間柄へと変化して広がっています。

関係性こそ違いはあれ、数多くのお施主様とそういう間柄になっていけるエバーという会社は、ある特殊な性格を持っているのかもしれません。このサイトのお施主様インタビューのコーナーをご覧いただいていない方は、ぜひご一読ください。そこには、その時々のお施主様と担当スタッフとの、ボーダーレスで温かな協力姿勢を垣間見ることができます。「願いをかなえる」ことに一生懸命であることが、エバーの社風です。「No」から入らないことは延々と受け継がれています。

もうすぐ、私が忌み嫌うゾロ目の22期から脱しようとしています。そして23期への夢は広がっています。

その一つをお知らせしようと思います。「分譲らしくない分譲」とでも言いましょうか。エバーは注文住宅をつくる会社です。お客様の求めるさまざまなスタイルをかなえてきました。そのノウハウを生かし、どの家も同じような分譲ではない、それぞれが異なるコンセプトやカラーを持った多様エリアの創造です。一つ一つの家は、アクロバティックなことをやるつもりはありません。しかし、だからといって万人に愛されるためのスペックは必要ないと思っています。その家を気に入ってくれた人が100人の中にたった1人でも「いればいい」。そして購入してくださればいい、と思っています。ゆえに、複数棟の建設に、スタッフ全員がしのぎを削ることになります。想像しただけでワクワクします。そしてそこから、未来のお施主様との絆が誕生していくわけです。

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