EVERGREENHOMEをひと言でいうと、どういうハウスビルダーなのか?
それをお客様に説明するのはとても難しいことだと、かねてから思い続けていました。
なぜかというと、EVERGREENHOMEはハード面での特徴を持たないのです。あえて持たない、と言った方が正確です。
ハード面で特徴をもったビルダーであれば、自分たちのどこがいいのかを説明するのに悩むことではないはずです。
たとえば、「お宅はどんな会社なんですか?」というお客様の問いにあるビルダーさんなら「うちはオール四寸の太い柱を使っています」とシンプルに答えることができます。また別 のあるビルダーさんであれば「うちはどこそこの空調システムを使っているのが自慢です」と胸をはって言うでしょう。あるいは「うちは床はこういう木材を使っているんですよ」、「うちは湘南らしい住まいづくりが得意なんです」、等々・・・。
そんな風に伝えやすい特徴をもっているビルダーさんは多々あります。聞かれても容易に自社のアピールができ、お客様もイメージしやすいでしょう。そこに頼めばどんな家ができるのかが、想像しやすいでしょう。
一方、EVERGREENHOMEはというと、空調であろうが、床であろうが、湘南テイストであろうが、あらゆるものはお施主様がご希望すれば取り入れるし、ご希望しなければ取り入れません。取り入れるかどうかはお客様が決めればいいことだと思っています。お客様の自由です。ハード面だけでなく、テイストも、スタイルも、全てお施主様のご要望に応じてつくります。施工例をご覧いただければ一目瞭然でしょう。パッケージ性は持ちません。言わば「特徴をもたないことが特徴」なのです。
というわけで「どういうビルダーさんなんですか?どんなところが良いのですか?」と質問された時に、ひとことでその魅力を伝えることは非常に難しいのです。そのジレンマは常につきまとっています。
おかげさまで会社は順調、お施主様の口コミでも多くのお声を頂戴しているだけに、どこがいいのか聞かれて端的に言えないのは、矛盾しています。
ただ、その順風満帆ぶりが「なんとなく」ではないことは確かです。手前味噌に自己分析するならば、「真っ当に仕事をしているから」そう思えます。無駄なコストはかけずに少しでもいい家をつくろう(コストをかければ立派な家など容易にできるんだから)。ご要望には決してNOから始めないようにしよう(もっと考えればできるかもしれないじゃないか)。現場は常にきれいにしよう、知恵をつかって現状をもっと良くしよう、温故を忘れず知新をしよう、礼節を重んじよう。・・・当たり前のことを当たり前にする、各々が自分の仕事に責任をもって働く、そういったことが忘れられがちな今だから、真っ当な人間として、真っ当に仕事をすることを、EVERGREENHOMEはひたすら心がけています。お客様の想像を凌駕する創造は、そこから初めて生まれてくるものだと信じています。
これまでは、「思いをかたちにする」ことをスローガンとして掲げてきました。これからはさらに一歩押し進めて、お客様の夢みる、そのワンランクもツーランクも上の家を、さらに積極的にプレゼンテーションしリードしていきたい。「思いをかたちにする」だけでなく、「思いをこえるクリエイティブ」を。