日々反省

EVERGREENHOMEがおかげさまで今期を無事に終え、まもなく15期に入ろうとしています。
ひとり柳島でスタートしたこの会社ですが、スタッフも徐々に増え、職人も精鋭が集い、毎日のように苦労を重ねてきたので「なんだ、まだ15期目か」という感じもします。時間としてみたら些細なものでも、様々な思いが積もった密度の濃い時間でした。その中で最も大切なものといえば、日々増えてゆくお施主様と、そのお施主様と将来も続いてゆく絆です。とくにEVERという会社はお施主様を介して別の新たなお施主様と出会える機会がとても多く、まさにお施主様各位には「おかげさまです」の言葉がふさわしく口に出ます。
そして私はといえば20代で会社を起こし、早や40代に足を突っ込みました。美しきアラフォーです(笑)。
若い頃と今、違いは何だろう、などと考えると、そういえば昔ほど仕事のことでスタッフに苦言を呈すことがなくなったと思います。それは決して余裕というものではありません。何故でしょうね?年齢から来るものでもないと信じています。そう考えると寂しくなってしまいますから(苦笑)。

必ずスタッフに苦言を呈する場合があります。お施主様にご迷惑がかかる時です。
たとえば、指示すべき者が的確な指示を持っていない時。指示された者が作業に工夫を考えない時。想定すれば避けられることを想定していない時。そういった、考えなしに手や足だけを動かしている時です。
本人も、周囲も、誰ひとりとしてトクをしません。そしてお施主様にはトクをしないどころかソンをさせてしまいます。時間、コスト、仕上がり、そういったことはお施主様にソンをさせないことが目標ではなく、よりトクをしてもらうことが健全な考え方です。
スタッフがことを起こす前の私の事前のチェックは、そのために絶対的に必要なものです。その時々の計画の成熟度を上げていくための、ひとつの訓練でもあります。

EVERの顧客満足度。それはシンプルです。つくる家にお施主様がどこまで満足してくださるか、それしかありません。EVERで家をつくる、と決めた気持ち、それはどういうものか。日々自覚するしかありません。
このご時世に業績めざましい某有名企業の代表のモットーがこれです。
「日々反省」。
努力家だけが口にできるこの言葉を、15期に入るEVERの、ひとつの目標に置きたいと思っています。