エバーの業績について。昨期は充電の時期だったようで、波のようなものでしょうか、逆に今期は暮れの時点ですでに前期の2/3に到達しています。そしてこれも波のようなものでしょうか、地元である茅ヶ崎の家づくりの需要は最近は少なく、もっぱらその周辺の逗子・葉山や、平塚や、今月の新規施工例には秦野のお客様がいらっしゃるように、あらゆるエリアから幅広くお声を頂戴しています。どういう情勢の変化なのでしょう?不思議に思います。そして現場はというと、とかく年越しは新しい家で、というお声がよくあるのですが、エバーのお客様は年をまたいでもよい方が多く、忙しいとはいえ、それなりにじっくりと家づくりに励むことができる状態です。とても恵まれている、と思っています。
さて、エバーがある街、茅ヶ崎ですが、少しずつ変化をしています。来年3月までにさがみ縦貫道が全線開通することから、柳島に今度「道の駅」が生まれるということです。柳島に「道の駅」ができる、そんな時代なんですね。また先日、浜見平団地の新規マンション計画のマスタープランを拝見しました。賃貸だけでなく分譲のゾーンもあり、行政の施設なども入るのでしょう、周辺はけっこう様変わりしていくのではないでしょうか。私が子供の頃は、浜見平はいわゆるニューファミリーのための区画でした。友達もたくさん住んでいましたし、そんな彼らのお父さんは大方が電車で東京に通っていたくちだったように思い返します。地元で働いていた層とはどこか異なる、どこか都会的な雰囲気をもった、ハイソサエティな感じがしたものでした。何せマンションなんていう建物自体がない頃でしたから。時代を経て、今のような子供のいない閑散とした団地になってしまったわけですが、今回のリニューアルで再び浜見平に活気がもたらされることでしょう。柳島にしても浜見平にしても、そのことで新しい商売や産業が生まれていけば、とても喜ばしいことだと感じます。ノスタルジックな感覚に浸っているだけでは、仕方がないですからね。
昔の茅ヶ崎の景色なんかを思い出すと、畑やら原っぱばかりだったような光景が浮かびます。今はそこに住宅が建っています。原っぱさえ見つけるのが難しくなりました。時代は着実に変わっているのですね。たまに乗っていた東海道線も(私はいまだに「湘南電車」と言い間違えてしまうのですが笑)、かつて乗っていた人のタイプと今では、いつの間にかまるで変わったように感じます。そういえば、あの頃は座席に必ず灰皿があったんですよね。駅でも車内でも、街中でも、どこでも皆が煙草を吸っていました。それが今はどれほどの変わり様でしょう。時代は着実に変わっているのです。