2013年を迎えてのご挨拶

新しい年が始まりました。今年もエバーグリーンホームへの変わらぬご愛顧をよろしくお願い申し上げます。

新政権が発足し、株価が復調し、皆がどこか明るい兆しを感じながら、この新しい年に向かって歩き始めたような印象を受けます。
私はと言えば、昨年末に保管していた古い図面や資料など、この先必要ないだろうと思われるものを、一気に処分し、気持ちもさっぱりとしました。なぜそうしたのか?はっきりした理由はとくになく、何となく、でした。そろそろやらないとな、程度のことだった気がします。
「いやースッキリしました。」なんて、お施主様でもあり昔から体のコンディションを整えてくださっている整体の横山長生館院長に、他意もなくそのことを話しました。それを聞いた院長「それはマヤ文明の2012年人類滅亡説に関係しています」と言うのです。
私はビックリしました。私とマヤ文明がどこでどうつながっているのかは謎です。
しかしながら、マヤ文明には「歴史は繰り返す」という観念があるそうで、その節目が昨年の12月21日からの数日間だったらしいのです。私が身辺整理をしたのが、まさにその頃でした。
とすると、私は人類の節目のタイミングに本能で持ち物を減らし、大切な物だけを携えて来るべき新時代に立ち向かおうとしていたことになります。恐るべし、マヤ文明。恐るべし、猪狩裕一…。

冗談はさておき、エバーは今年も変わることなく良きお施主様に恵まれ、業績を着実に伸ばしております。すでに明白なこととして、今年は一昨年の歴代最高実績を上回ることになりました。これは、ひとえにお施主様のおかげです。なぜかと言うと、エバーのお客様は、8割が既存のお客様からのご紹介です。エバーで家を建ててくださり、満足をしていただいたお施主様が、新しいお客様を紹介してくださっているわけです。ありがたいことに、広告予算など注ぎ込まずとも、お施主様どうしの交流が実績の8割を形成しています。
よくテレビや雑誌で「顧客満足度」という言葉を目にしますが、エバーは広告などで明言せずとも地でそれを行っています。感謝の気持ちしきりです。何より、私を含めて、スタッフの「やるべき仕事に不安がない」という感覚が、いい家を作ろうという思いをより強固にしていきます。自分たちへの期待が、後から後からやって来る、こんなに張り合いがあることはありません。

しかし、それで良し、としては、人間も会社も駄目になってしまいます。精進してこその維持です。評価をいただくということは、その評価より少し足りないことをしただけで、万人から駄目になったと簡単に言われてしまう。すぐ手が届く場所に目標を作ってしまった者は、そこから先には伸びません。目先の利益にとらわれてしまった者は、それより多くの利益を生み出すことはできません。すぐ近くの目標や、すぐ手に取れそうな利益、それは物やお金です。そうではなく、エバーは、人とか、志とか、夢とか、そういうものをお施主様に感じてもらえる会社でありたいと思っています。

小さなことをきちんと行う。大きなことをきちんと考える。人として、会社として、「力をつける」とは、そして家をつくるということは、すなわちこういった「基本」を大切にすることであると、あらためて考えていました。

2月には、久しぶりに完成内覧会を開催したいと考えております。エバーの精進を、ぜひ確かめにいらしてください。お待ち申しあげております。