お施主様は建築家やインテリアデザイナーのお知り合いが多い方で、エバーの実績である「鮨　裕」(すし　ゆたか/エバーが店舗デザイン・施工を行った寿司店)、中海岸Y邸(エバーがリノベーションし雑居ビルを個人宅へ再生した邸)などに共感と興味を持っていただいていました。そこで今回、ご自宅のリフォームにもエバーをお選びいただきました。
設計とコーディネートのコンセプトは、「シンプルな動線」と「引き算のコーディ
ネート」。
リビング兼寝室として使えるように畳をご提案したのは、海外のお客様用のゲストルームとしてお使いになることを想定してのものです。狭い空間であっても長期滞在が可能なように、ミニキッチンスペースを設けました。そのため畳スペースを小上がりにし、作業スペースとリラックススペースの空間を分けました。お打合せ中、たまたま篠田桃紅さんの書画の話で盛り上がったことがありました。そこで、今回は書画もこちらでご提案させていただき、インテリアの核とさせていただきました。全てはその書画“静閑”を生かすために余計な物を排除していくという、引き算のコーディネートをお客様にご理解いただきながら進めていきました。お引渡しの日、書画をお持ちし、壁にかけると・・・お客様の「いいね～！」の、うれしい一言をいただきました。