お互いに良いことなら、それでいいじゃないか。

エバーの強みとは何か?
それは、臨機応変さ、なのではないかと思います。
その臨機応変さは、何に裏打ちされているか?
それは、技術・知恵・経験、なのではないかと思っています。
最近では、よく平地ではなく傾斜地の立地で顕著に表されるようです。その土地に安全・安心な家を建てるために、やり過ぎないようにベストを尽くす。なぜ、やり過ぎをしないのか?その答えは簡単です。お施主様にその分上乗せされるコストを求めたくないからです。組織は大きくなるほど規約が生まれ、お施主様にも決まったルールで対処します。それは一律的で、厳然たるマニュアルに従って行われるものです。そうすることで例えばその土地には不必要と思われる施工の費用がかかったり、もっとコストがかからずかつ効果的な方策があっても採用されないことがあったりするのかもしれません。
そのようなことを避けて、法律にのっとった上でつねにその土地にベストな安全策を見出し、不必要な施工はご納得いただいた上で割愛していく。それができるのがエバーの強みです。
マニュアルというのは組織の一定レベルを保つ上で必要なものではありますが。逆に、マニュアル以外のことは考えなくてよい、という思考停止を生むこともあります。この立地なら、もっと良い方法があるのではないか?この立地なら、こう工夫すれば少ないお金で済んで、お施主様のためになるのではないか?そういうことを考える前提では、エバーの仕事をマニュアル化することは難しいのだろうな、といつも思っています。
考えるに、エバーは私を含めて皆が「もったいない」精神を強く持ち続けている会社なのでしょう。お施主様の家に、意味のない設計や施工を強いたくない。無駄や効き目のないことを、ルールだから、と押し付けたくない。
余分な仕事をするって、時間がもったいないし、お金がもったいないことです。つまり、エバーにとってもお施主様にとっても、双方に良いことがひとつもないのです。