6邸の開発地のプロジェクトです。1階リビングをご希望されており、1階レベルにおいて隣地南西が抜けている土地をご選択されました。
隣棟間隔が迫っている中、1階にあかりを落とすために、リビング＋吹抜＋階段の位置の決定から間取りがスタートしました。
ダイニング・キッチンの配置をすぐにご決定いただいたことで、間取り以外の設計に時間をかけていくことができました。
吹抜は、壁として立ち上がるよりは所々に空が見えていた方が抜け感があるのでは、とご要望をいただき、外観から見えない箇所は、あえて規格的な配置にしない窓を取り入れました。それにより、各々の窓が空を切り取ったピクチャーウィンドウのような効果をもたらしています。
2階は、吹き抜けに面した腰壁の廊下に各室を配置しました。
腰壁と吹抜空間により、両階とも間取り以上の奥行が実感でき、家族の気配が感じられる空間となっています