木造3階建、耐火建築物の寄宿舎です。さまざまな法規制を受けますが、最小限の制約で最大限の有効面積を確保する収益物件をめざしました。居室を優先的にバランス良く配置し、共有部はコンパクトながら動線に配慮したつくりになっています。
外観も極力シンプルに無駄を省いて、潔い姿を意識しました。
建物の高さを抑えるため居室の天井はやや低めですが、共用のLDKは土足なので土間スラブにタイル貼りとし、天井高を2.7メートル取り、広がりを感じさせる空間となっています。
今回はカラーコーディネーターさんと打ち合わせをしながら内装を決めさせていただきました。
1階リビングの床はテラコッタ調のタイルになっており、土足で上がれる仕様になっております。また、リビングのどこかに遊びのある色を入れたいとのことで、玄関入って正面のキッチン収納の扉にはオレンジ色を入れるなどして全体的に暖色系の温みのある色でまとめています。
各お部屋は木目調のホワイトの扉で統一し、一面にアクセントクロスを入れています。