4区画の1宅地のプロジェクトで、旗竿地の2棟のコンプリート住宅の東側の棟です。四方を建物に囲まれる土地ですが、北側の隣地、南側の専用通路から安定した日射が望めます。
建物は限界まで高さをとったことにより、ロフトからも東側の日射が望めます。その窓から2階のスリット階段へ、スリット階段から1階へ。階段近くにある北側の大きな窓からも光を落とし、かつ、白い内装によって反射された光が玄関ホールを明るい空間としています。
専用通路側では、窓をあつめ、居室への光、ホールへの明かりと相乗効果も高めました。
2階のリビングを広く取れた為、大きなバルコニーと共に心地よい空間となっています。
奥まったエントランスは2棟の印象が離れないよう、アプローチのタイルの質感を揃え、明るい色味を選びました。
内装はオークの床材と白い壁でシンプルなつくりとし、多様な暮らしへ対応できるようミニマムな設えを意識しました。
2階の大きな勾配天井のLDKには、縦方向への広がりを感じられるよう、アクセントカラーの壁を設けています。