設計は建築家であるお施主様のお父様でした。エバーの建築中の施工物件を見ていただき、その特徴やニュアンスが似ていることもあって、施工を地域性を理解したエバーにご依頼いただきました。
シンプルな外観や間取り、周辺環境を考慮した配置は、図面を見ただけで美しい佇まいが容易に想像できました。お施主様、お父様共に、第一印象から優しく穏やかな方々と感じ、設計にもそれがにじみ出ている邸となっています。
1階はRC、2階は木造の混構造で、外断熱やパッシブエアコンなど、エバーとして初めての仕様も経験させていただきました。また、設計事務所ならではの素材の生かし方や細かい納まりは決して華美ではなく、心の豊かさを感じさせてくれています。
1階寝室の間仕切り壁は有孔ボードを仕上げに使用し、飾ったり、収納として利用できるようになっています。2階は天井も高く広い空間になっており、中央のペンダント照明がアクセントになっています。
床や天井は木材の仕上げになっており、照明器具や階段手すりなどで黒を使用し、空間を引き締めています。
家具やキッチンなどはグレーに統一し、色を何色も使用しないようにしています。