4宅地からなる新規分譲地内、最後の4棟目のプロジェクトになります。
構成は1階が水廻りとプライベートのスペース。2階がLDKにプラスアルファとしてリモートワーク等に対応できるワークスペースを設けました。
隣接する建物に囲われた印象にならないよう、2階をリビングとし、屋根のかかったバルコニーを掃き出し窓と連続させることで道路からの目線を適度に遮ったプライベート空間を実現しています。
北東側が同じくエバーの施工物件で、通常よりも増して細かなリサーチが可能であったため、隣家への配慮とともに計画物件の質の向上を両立させることができました。
あえての明解な平面計画に加え、天井高やフロアレベルを調節することで、延べ床面積以上の広さを感じられるよう工夫しています。
邸はファミリータイプではありますが、2階リビングに向かう階段の途中にステップフロアの書斎があったり、リビングの掃き出し窓の手前に読書や日光浴ができる室内デッキ風の非日常な空間も楽しめるプランです。これらは壁によって部屋を区切らないため、広々とした空間ながら多箇所に「居場所」ができるようにしており、家族のそれぞれが自分の居場所にいても近くに存在が感じられるように計算したものです。
仕上げもシンプルにしつつ存在感のある材料を使用し、飽きのこないダイナミックな仕上がりとなりました。差し色が映える内装を楽しむことができます。