茅ヶ崎の海側の敷地で、駅からも海からもほどよい距離にあり、昔ながらの商店街を抜けた閑静な住宅街のなかに立地しています。
道路面から敷地まで専用通路があることで、一定のプライバシーを確保しつつ、住まう方の個性がバランスよく表現できるよう、外装・内装をシンプルにしつらえています。
1階の玄関ホールを中枢に置き、各居室から上階およびユーティリティへのアクセスを単一化することで居室と収納スペースを確保しました。2階においてはサニタリー、キッチンスペースである水廻りを北側にかためることで、LDKの面積を満たすことができています。
リビングからの採光を東側と南西側から取ることで、吹き抜けからロフトへつながる空間は、面積の数字以上に広がりを感じる計算をしています。
キッチンスペースも、仕切りを設けずに、ダイニングとの空気感を一体にすることで、開放性につながる空間への一助になっています。
インテリアは、白を基調とし、生活シーンの中でおもに触れるところに木のぬくもりを配し、無機質過ぎず、それでいて装飾過多にならないように考案しました。