元々がしっかりとした構造の住居だったので間取りを大きく変えることはなかったものの、内装・外装・外構を含めたフルリフォームとなりました。
通りに面した1Fのリビングは、視線を避けながらも明るくゆったりと過ごせるよう、木製のフェンスの高さやデザインを決め、内側に植栽をするミニガーデンも室内から楽しめるようにしました。
リフォーム前に気になっていた空間をさえぎる小壁はできる限り取り外したので、リビング空間は視界が開けて広く感じられるようになりました。反対に、続く和室との境は4枚の仕切戸を半分壁とすることでリビングの壁面を増やし、収納を取り付けられるよう工夫したことで、納内力とリビングエリアを明確にして落ち着きを出すようにしました。大型収納に全て収納できるようになったことで、よりすっきりと生活していただけるかと思います。
デザイン的には内外ともオーセンティックな印象を持たせ、ネイビー&ホワイトの外装に、ダークブラウンのフェンス、室内も流れる木目と柔らかな飴色の無垢フロアが重厚感を醸しています。
2階洋室の吹抜け天井は床を貼り延ばし、ロフトの床とつなげることでかなり広いロフトがつくり出せたので、「第二のリビング」として使っていただけることになりました。隠れ家のようなスペースが生活に楽しいアクセントになることと思います。
お施主様と沢山の時間を共有し一緒につくり上げるということが、生活する上での工夫がより多く見出せるということを再認識できました。