エバーグリーンホームの最新施工例

緑の丘の上に
ちょこんとのった美しい家。

鎌倉市 M邸
緑の丘の上に<br>ちょこんとのった美しい家。

POINT

敷地は日当たりの良い南斜面にひな壇造成された住宅地の一角です。道路との二段擁壁を切り開き、宅地と道路の段差を法面としてつなぎ直しました。道路側の立面は、斜面地ゆえの強い西日と道路からのプライバシーに配慮して、家型に玄関扉だけが見えるシンプルなものとしました。

日当たりと眺望の良い2階にはリビングと水廻りを配置し、生活空間と家事動線をまとめ、勾配天井と羽目板の自立壁が居場所をつくる空間となっています。

庭に面する1階には寝室や子供部屋客間を配置し、廊下を収納空間(ウォークスルークローゼット)とすることでスペースの効率化と各部屋のプライバシーを高めています。

緑の丘に沿う階段、少し浮いた平板仕上げのアプローチ、奥行きのあるポーチ空間、オークの玄関扉、框とそろえてデザインされた階段、切妻型の天井のリビング、眺望の良いバルコニー、ランドスケープから住宅が連続し、家族の帰宅が2階にも伝わるような一体的な空間となっています。

風致地区とはいえ、大谷石擁壁と木造の切妻屋根の従来の景観は、現在ではコンクリート擁壁と多様な形の住宅に建て替わっていく傾向にあります。その中で、造成地を法面に戻したランドスケープの上に、ちょこんとのった矩形の家型の美しい風景は、地域の景観を形成していく一助となるのではないかと考えています。

各所は、洗面台カウンターはモルタルで製作し陶器のボウルをはめ込んで製作しています。下部の収納に合わせ鏡の枠もタモ材で製作しています。

パントリー兼仕事部屋ではLDKにいるご家族の気配を感じられるようスチールで製作した室内窓を設け、入口引き戸は奥様ご自身でお店でご購入したアンティーク建具を取り付けています。

キッチンは奥様お気に入りのステンレスキッチンに合わせて腰壁の天板もステンレスで製作しています。リビング側の天井は照明は取り付けず間接照明のみですが、十分な明るさは確保でき、かつ明るさを調光できるようにしています。タイル、モルタル、ステンレス、木とさまざまな素材を使用していますが、各所ともまとまりのある空間になっています。

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