邸は辻堂駅と海が徒歩圏内であり、平坦な敷地条件の二世帯住居です。
1階に親様世帯、2階にお子様世帯ということもあり、グランドレベルは落ち着いた空間とし、地上から離れるにつれて解放感が増していくようなコンセプトとしています。スキップフロアを採用することで隣家とのレベルをずらし、三方を隣家に囲まれた条件下でも明るい空間となっています。
長期優良住宅取得物件というこもあり、構造の制限を利用した梁のあらわしを2階リビングのアクセントとしました。
片流れの建物をスキップフロアとすることで、できる限りデッドスペースをなくし、延べ床面積以上の空間の拡がりと収納量を確保しています。
正面のファサードには機能性と意匠性を兼ねた大きな軒を設けることで中間領域をつくり、時間帯による影の濃淡で表情が変化することを期待しています。