当初は条件付敷地にお問い合わせいただき、最終的には別敷地をご購入されましたが、エバーを気に入ってくださったことでその新敷地での設計・施工を承りました。
明確なご要望のうち、第一条件となったものは、天井の高さと大開口のある家、でした。
高さについては斜線規制をクリアするために各方位からの検討を重ね、最大限に取れるような配置と構造にしました。1階の階高は低めにおさえ、その分2階のLDは最高で約4.2メートルとしています。
大開口はビル用サッシを採用、ガラスは耐熱強化ガラスとし、製作範囲限界の大きさと可動範囲を熟考しました。天井高いっぱいまでFIXとし、続くバルコニーがより一層開放感を与えています。
2方道路の敷地なので、道路からのメインアプローチと、バルコニー下の駐車場から玄関まで屋根のあるプライベートアプローチを両立させることができました。
家中央のホールまでの距離を生かし、玄関はあえて壁面収納としています。
1階の低さ長さは、2階のダイナミックさを感じるための序章でもあります。
内装は基本は白で統一し、照明などもその他インテリアを邪魔しないシンプルな物を選んでいます。そんな中でキッチンやシーリングファンなどお施主様のこだわりが詰まった邸になっています。
広々としたL字のキッチンはダイニング側に収納も兼ねており、すっきり収納できるよう考えられています。
お引越し後の家具が入った空間がどうなるのか楽しみです。