風致地区の閑静な住宅地です。東南2面道路の角地で、南面が学校なので将来的にも採光が確保できうる立地です。
2階LDKは勾配天井をご希望でしたが、耐震3取得のため大梁や火打ちが多くなったので、これらを見せないフラット天井としました。
斜線規制もあり、キッチン部は標準の2.4メートル、LDは3.2メートルですが、大開口サッシですっきりした印象になっています。
家づくりにとても熱心なお施主様ご夫妻でした。お忙しくとも決してあきらめる事なく丹念に調べてはご質問を下さいましたので、一緒に考える時間が多く、共に勉強にもなりました。
邸は、将来変化してくる生活にもなるべく対応できるように細部まで検討されています。
子供が成長し生活動線に変化が起きても、家具の配置を変更しても、どの位置から行動しても支障のないよう、配線や照明もこだわりました。
お施主様はインテリアにも深い求知心をお持ちでした。ベッドルームはカーペット敷きにしヘッドボードを製作。続く脚を付けないカウンターデスクを製作され、限られた空間を機能的かつホテルのような優雅な雰囲気にまとめられました。
LDKは2階の全てのスペースを大胆に使用したため勾配天井もあり、大空間が楽しめます。
大型の収納を合わせたキッチンも後から家具を増やさずにすっきり住まうことができる奥様のご提案です。
インテリアはベージュを基調に白やダークブラウンが美しく映え、無垢と硬質な素材が相まって品良く仕上がっています。