敷地は開発地のいちばん奥に位置し、周辺は畑が広がるのどかな地域です。計画地の南側と西側が畑で開かれていますが、現状は畑のところも将来的には宅地開発が考えられるため、西側に関しては西陽も考慮して閉じた計画としました。
日中の日差しを効果的に取り入れ、かつ周囲からの視線は遮れるよう開口部を配しています。
1階の居室は、将来的に2室に分けられるように計画していましたが、施工途中でやはり2室にしたいというご要望をいただき、臨機応変に対応いたしました。
当初からお施主様の中である程度の内装のイメージが固まっており、メインのLDKはモノトーン調を軸として、キッチンの面材等インテリアをひとつひとつていねいに決めていきました。
とくにLDKのPタイルは、突きつけ仕様とせず目地を一本ずつ入れることで、のっぺりとした印象になりやすい空間にメリハリを出しています。