富士山と藤沢の街並みを見下ろせる好立地への計画。眺望と日当たりの良い2階をLDK＋水廻りとし、1階に居室4部屋と収納をまとめたプランとなっています。
2階が圧倒的なポテンシャルのため居室は控えめな設えとなってはおりますが、出窓や枕棚を工夫することで各々の居室にもさりげないキャラクター付けを行いました。お客様が選ばれた壁紙もアクセントとなっています。
勾配天井を活かしたリビングには「ハンモックを吊るしたい」というお施主様のご要望から生まれたV字型の梁が架かり、それが空間にアクセントをもたらしています。
富士山が見える西側の眺望が着目されがちな立地ではありますが、東側の片瀬山方面の景色も実は非常に魅力的であったため、バルコニ－を南東に設けて片瀬山の眺望と同時に採光も確保できるプラン配置としました。
LDKにバルコニ－を絡めることで回遊性が生まれ、お施主様による検査時の折そこをお子様が走る姿がとても印象的でした。
外観は深い緑の外壁にポイントでレッドシダーの羽目板を張った特徴的な仕様となっており、経年変化で味わい深くなるのが今から非常に楽しみです。
外観を乱しがちな屋上へ出るペントハウスは屋根と一体に見せることで存在感を和らげ、機能と意匠の両立を可能にしています。