川沿いに位置する敷地は、敷地と川の間に市が管理する緑道が広がり、緑が望める風通しのよい環境です。
1階に主寝室等の居室と水廻り、2階にLDKとし、玄関まわりを建物中央に配置することで各部屋へのアクセスが無駄の少ない動線計画としています。
川に面する南側のLDKの開口部は目一杯大きく設え、日差しを確保しました。
室内の仕上げはモノトーン調を基調とし落ち着いた色味で構成しています。
お施主様が細部の色合いにもこだわりをお持ちで、2種類のグレー色のクロスを各部屋で使い分け、巾木の色をクロスと合わせるなど、空間としての調和を試みています。
LDKのクロス色は一見して暗い印象に感じますが、建物の目の前が開けていて燦燦と日差しが見込まれる土地柄だからこそ成り立っていると考えます。