茅ヶ崎市の中でも豊かな自然に囲まれた地域に位置し、目の前にある公園は春には桜が綺麗に花を咲かせます。
邸は、平屋のコの字型のプラン。外観は背景の山なりに合わせて切妻に見えるような形状です。
外壁材は、腐食しづらいガルバリウム鋼板を使用。ガルバリウム鋼板は、断熱材が挟み込まれているため断熱性に優れています。
近隣に博物館ができ、都市計画として将来的に人通りが多くなると見込まれるため、開口部は外に開くのではなく、内側に開く計画としました。また建物の東側のボリュームをできるだけ抑え、日中の日差しをLDKのハイサイドを通して室内に入れるようにしました。新緑や桜の風景を中庭から垣間見ることができることも魅力です。
お施主様は基礎着工時くらいがちょうどご出産予定でした。「その前までにある程度の事を決めておきましょう」と最初のお打合せでお引き渡しまでのタイムスケジュールをご説明したところ、見事にそれに合わせてご準備、勉強されており感服いたしました。
内部については、コの字型の建物の中庭に向けて開いたリビング棟と、中庭とは反対側に開いたプライベート棟と、それを結ぶゲストスペース。内側と内側、内側と外側がほどよくつながりながら距離感を保つ。そんな設計の意図に沿うように内部をご提案しました。そうして生まれたゲストルームからの借景の桜は圧巻です。
内装面では方向性がかなり絞り込まれており、それに対しての具体的なサイズ感や商品や色などをお見積り内容に合わせてご提案してまいりました。今の生活、これからの将来の生活、その双方のスタイルをイメージし、必要なもの必要でないものを打合せして決めていきました。