海まですぐのRC4階建てマンションの最上階にある1室のリノベーションです。
漆喰の壁、ブラックウォルナットの床、ハイドアの扉、と内装を一新し、設備もすべて新しいものへと交換しています。間取りも一部変更を行っています。
もともと玄関ホールだったスペースはご主人様がたくさんお持ちの靴の収納スペースへ変更しています。奥まってしまう場所のため、暗く空気が溜まりますが、室内窓を設けることで明りや空気の流れをつくっています。
独立してあったキッチンは、暗く孤立したつくりとなっていましたが、LDKへ移動することで開放的な明るいキッチンへと変わりました。またキッチンだった室をパントリーへ変更することで充実した収納スペースが生まれています。
リビングにある間接照明は、RCの躯体や天井の高さなどから難しかったのですが、シンプルな内装のなかで明るさとアクセントとして大きな存在感を示しています。
トイレ内の背面壁には羽目板を貼り、隠し収納を設けています。大工さんによる造作です。
水廻りの床はサーモタイルをお選びになり、風合いと肌ざわりを重視してご決定となりました。
全体としてすっきりとした印象の空間と、大きな窓からゆっくりとした時間が感じられるお宅ができ上がりました。