閑静な住宅地に位置する旗竿地。終の棲家として猫ちゃんと暮らすための平屋のお住まいです。
できるだけ生活動線を単純化するために、長い時間を過ごすLDKを中心とした計画になりました。
LDKを中心として、廊下をなくして直接玄関、寝室、水廻り、ロフトへアクセスしやすい動線としています。ロフトにあるLDKに面した開口部には木製のルーバーを設え、空間のアクセントであるとともに猫ちゃんの進入も防いでいます。
南側には軒を出すことで、夏場の日差しをカットし、冬の日差しを取り込むことを想定しています。
住宅密集地における旗竿地の平屋建ては比較的日影になりがちですが、南側隣地にご子息ご夫妻が新築を予定しているため、日影等マイナス面を払拭できるように2軒全体をトータル的に計画していきます。
内装仕上げは明るい色味がご希望だったので、白を基調とし木の色味も明るめの塗装を選定しています。
猫用トンネルを造作したり、開き戸を自分で開けてしまう賢い猫ちゃんのための、通常のハンドルではないプッシュプルハンドルを選定するなど、随所が猫ちゃんと暮らすための仕様になっています。
キッチンや洗面台は収納多めの仕様をご選定されて、それに加えパントリ―やシューズクローゼットもたっぷりの収納を確保したため、住まわれてからも大満足の収納量だと仰っていました。