2つの敷地の共同住宅のプロジェクトです。2つの敷地を1団地として形成するように、先に建てた隣地の3階建てと同じ外装材を使用し、統一感に配慮した外観としています。
1階は1住戸、プラス駐車・駐輪スペースを確保し、2つの敷地とあわせて10世帯の外部機能を補充しています。
2階は、1階の玄関→階段というメゾネットの形式から左右にわかれ、コンパクトながら広く使い勝手のよい、無駄のない2住戸を配置し収益率に貢献する間取りとしました。
内装は3戸それぞれで異なり、キッチンや建具の色を変えていますが、床材は共通でハードメープルを採用しているため、どの部屋も明るい印象に仕上がっています。
玄関にはアクセントとして羽目板を使用した小物置きを設けたり、LDKには無垢材で造作したリモコンニッチをつくったり、それぞれ部屋ごとで違ったアクセントが楽しめる共同住宅となっています。