エバーグリーンホームの設立初期、茅ヶ崎で初めて土地・建物を工事させていただいたお客様の、ご実家のリノベーションです。1999年にお引き渡しをさせていただいていましたが、その時のお家づくりの楽しさから、もう一度お声かけくださいました。
二宮の小高い丘の上に位置し、眼下には相模湾を見渡せる土地に建つ、築46年の日本家屋です。
1階にある水廻り、玄関、廊下、台所、居間を、数寄屋風のつくりを一部残しながらも、明るいイメージへと刷新することが目的です。定年後の時間をゆったりと過ごされる場づくりとして、生まれ育ったご実家を改修しています。
玄関入ってすぐの廊下は、年月を経て暗く閉鎖的な感がありました。そこで壁を塗り替え、床、天井の仕上げを替え、照明を配置し直すことで、和の落ち着いた印象を保ちつつも明るい印象へと変えました。
柱が多く空間的に区切られていた台所と居間は、梁の補強を行い、壁・柱を一部とることで、一体的な広い空間へと変容しています。
キッチンの配置も変え、より使いやすい生活動線の計画としました。
またリノベーションを行った部屋の壁、床には断熱材を新たに入れ、冬の底冷えする寒さを和らげます。
これからも長く、心地よく、暮らしていかれることを願っています。

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