エバーグリーンホームの最新施工例

一中通りの美しい日本家屋が一新。

茅ヶ崎市 DAYDREAM
一中通りの美しい日本家屋が一新。

POINT

海まで歩いて数分、一中通りに位置する日本家屋のフルリノベーションです。50年前に和菓子屋として建ち、15年前に蕎麦屋と装いを変え、そして今回アパレル&カフェへと生まれ変わりました。
天井や壁を極力取り除きたいというお施主様のご要望を重視し、耐震改修工事をご提案しています。金物補強、金属ブレースの使用、合板による補強をおこなうことで、1階では評点が1.0程度となり、所要の耐震性が確保できました。安心してお客様をご案内したいとのお施主様のお気持ちに協力できました。
内装デザインはブランドの元となる海外デザイナー、日本の店舗立ち上げチーム、弊社のデザイナーにより打ち合わせを重ねてつくり上げていきました。カリフォルニアの持つ風土から生まれたブランドイメージを損なわずに、茅ヶ崎の空気感、日本家屋の良さを融合させています。
昔からつながりのある静岡の家具屋さんのご協力をいただき、レジカウンターやカフェのカウンター、サーフボードラック、大きな立て鏡など、確かな技術でつくられた家具たちが大きな存在感をつくっています。
外構にはお施主様の知人の植栽チームも入り、ふだんとは異なる多様な関わりから一つの建物が作られるプロセスを体験させていただきました。
1階店舗の内装は、本国と日本、双方との対話を重ねながら洋と和の折衷による新旧のコントラストを表現しています。ブランドの世界観を表現するためにあらゆる領域のスペシャリストと共に素材のテクスチャーや選定に検証、吟味をかさねました。
大切なピース(商材)を表現する什器、造作はプロポーションと質感にこだわり抜き機能美を追求することができました。
クライアントへの「GIFT」として、空間のなかにはブランドを象徴するシグネチャー・イニシャルや幾何学模様を少しずつ織り込んでいます。

以下デザイン詳細

【Grand Design】
都市型の大量消費的な商業デザインから、地域に根ざした持続可能なローカルデザインへの還流と現在の建築、インテリアデザイン・ライフスタイルの新たなロードマップ

【Project Story】
海辺の街が少しずつ落ち着きを取りもどし心地良い秋の気配が漂いはじめる8月最後の週末、湘南のカルチャー発信地である神奈川県茅ヶ崎市東海岸南の古民家にアパレルとカフェの複合路面店がオープン
ブランドは、サーフィン、音楽、アート、ファッション、そしてカフェを通じて多種多様な人々が集まりボーダーレスなコミュニティを形成してきた、カリフォルニア発のライフスタイルブランド・DAYDREAM SURF SHOP(日本国内でのブランド表記はDAYDREAM)
ライセンス契約を締結した日本のアパレルメーカーによる国内初のフラッグシップストアー

【構造の対比、平面~空気感の構成へ】
• 確かな耐震設計のもと、古い梁の「ホゾ跡」や「かんぬき跡」といった歴史的ディテールを美しく修復
• 強固な補強をほどこし新しい木材を組み合わせることで生まれた、新旧のコントラスト「洋と和の折衷」
• 平面パターンを出し尽くした膨大なドローイング検証から生まれた、アパレルとカフェをシームレスに繋ぐ「流れる動線」
• 華美な装飾や人工的な素材を徹底して排除、ブランドのピース(商材)・コーヒー・カスタマーを引き立てる「体温のある空間」を追求

【マテリアルと手仕事】
• 陰影を柔らかく受け止める漆喰、土間コンクリート、クリア塗装で仕上げた無垢、集成のタモ材
• 土間にはクラック防止の機能を持たせつつ、空間の奥へと自然に視線を誘うカーブを描いたアイアンFB(フラットバー)の見切りを埋設
• 手に触れる金物にはスチール生地に銅色塗装を施し、触感から伝わる微細な体温を大切にした

【造型の現代的解釈】
• 本国のアイデンティティをエモーショナルな体験へ
• カウンター(Apparel):大理石のモザイクタイルは天然石だからこそのやさしくも硬質な感触、反射、繊細な色彩のグラデーションによって、ブランドが尊ぶ「自然本来の姿」を表現
• カウンター(Cafe):本国においてアイコニックな幾何学模様をタモとラタン(藤)のレイヤーに照明を織りこんだ
コーヒーの香りに誘われカウンターへと近づくにつれてブランドアイコンを想起させるエモーショナルな体験として仕掛ける

【日本の伝統美へと翻訳した手仕事】
• 本国の「綿ロープの仕切り」という洋のアイデアを、京都 80余年にわたる伝統の神事用麻縄づくりの縄暖簾へと昇華させた折衷の象徴
• 空間を大きなカーブで描く、「Bench Shelf」は人が集まり談笑するボーダーレスなコミュニティを形成するとともにピースの表現場所でもある

【外部との協働】
• Planting Plan「外構」においては、日本オーナーの提案により外部デザイナーとの必然的な協働が実現
• インテリアの「デザインをしないデザイン」と呼応するよう、茅ヶ崎の風土と古民家の歴史、そしてブランドの背景を読み解いた緻密なランドスケープが展開



BEFORE

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